[プロ野球]
中日・又吉克樹「9勝よりも1敗の悔しさを糧に」

アイランドリーグ出身選手たちは今 2015年Vol.1
スポーツコミュニケーションズ

独立リーグ時代を思い出したドミニカ修行

 さらにオフにはドミニカ共和国でのウインターリーグにも参加。17試合に登板して腕を磨いた。現地ではマニー・ラミレス、ペドロ・マルチネスら元メジャーリーガーの大物に会った。レベルアップを図る同世代の若手選手からも刺激を受けた。

「アイランドリーグ時代の気持ちを思い出させてくれました。同年代にも100マイル(160キロ)以上投げるピッチャーがたくさんいました」

 日本とは異なり、1球1球、質も異なる試合球に適応しながら、コンスタントに強いボールを投げるにはどうすればよいか。これをテーマに投げていくうちに、自身の伸びしろも実感した。

「自分の目で確かめたわけではないのですが、ある試合で“(自己最速の)152キロが出てたぞ”と言われました。球速なんてもう伸びないと諦めてしまうのは間違いかもしれないと気づかされましたね」

 オフの年俸は840万円から4000万円に大幅アップ。四国で投げていた2年前と比較すれば、給料は約50倍だ。今季はセットアッパーとして開幕から勝利の方程式の一角を担う。オープン戦では登板7試合すべてでゼロを連ね、順調な仕上がりだ。

「去年の成績以上を求められている。プロとして評価されている分の働きはしっかりしたい」
 2年目の開幕を前に、きっぱりと決意を口にした。