[プロ野球]
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広島、ジョンソン加入で強力先発陣に

 広島の新助っ人左腕ジョンソンは球威があり、チェンジアップ、スライダー、カーブも非常にいい曲がり具合をしています。緩急がつけられるピッチャーはバッターにとって、かなり厄介です。昨年、一昨年と3Aながら連続2ケタ勝利をあげており、レベルの高さを感じさせます。

 広島は黒田博樹がメジャーリーグから戻ってきて、マエケン(前田健太)、大瀬良大地と先発3枚は計算が立ちます。そこに4番手としてジョンソンが加わり、野村祐輔、福井優也、九里亜蓮と先発陣は極めて強力です。

 マエケンと黒田はまだブルペンでは6割程度の出来でしたが、開幕にはきっちり照準を合わせてくるでしょう。黒田に関しては、100球をメドに中4日で登板していたメジャーリーグ方式から、中6日で長いイニングを投げる日本式に慣れるまでは少し時間が必要かもしれません。ただ、歯車がかみ合えば自ずと勝ち星は伸びていくことは間違いありません。

 その他、ピッチャーでは阪神の二神一人にブレイクの兆しを感じます。カーブを駆使して、ピッチングの幅が広がりました。もともとコントロールのいい選手だけに、ストレートをもっと低めに決めていければ、先発ローテーションの一角に入ってくるかもしれません。

 日本ハムの主砲・中田は体を絞り、スイングにキレが増したように映りました。西川は積極性が光り、トップバッターとしてチームを牽引しそうです。ポジションがサードになるのか、外野になるのか流動的ですが、昨季盗塁王を獲った足は他球団の脅威でしょう。

 今季は大引啓次(東京ヤクルト)、小谷野栄一(オリックス)が抜け、チームは戦力ダウンと見られています。ただ、攻撃面に関しては彼らの穴を埋められるのではないでしょうか。中田、陽岱鋼といった主力の状態が良く、田中賢介も復帰しました。ショートの中島拓也、新外国人のブランドン・レアードとコマは揃っています。先発が大谷頼みにならないよう、2番手、3番手がきちんと確立されれば、侮れないとみています。