「大赤字」国保のこれから

〔PHOTO〕gettyimages

自営業者などが加入する国民健康保険(国保)。厚生労働省によると、その赤字額が3100億円規模に膨れ上がった。日本は国民皆保険制度で海外に比べて保険医療が恵まれているが、平均寿命が世界最高レベルと言われるほどに高齢化が進展しているため、このままでは制度の維持が危うくなるとも言われる。

政府はこうした事態を受けて、国保の運営主体を現在の市町村から、より財政が安定している都道府県に移管しようとしている。それで問題は解決するだろうか。

まずは、国民皆保険制度について見ていこう。「皆保険」といっても皆が同じ保険に入っているわけではなく、75歳未満の国民は「どれか」の公的医療保険に入っている。

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