「タレント」―企業の富を生み出す人々---酒井崇男・著『「タレント」の時代』

酒井 崇男 プロフィール

この現状を変える、価値のある情報資産を「創造」することを担っているのがタレントである。では「創造」とは、結局アタマの中で何をしていることなのか? 情報資産やその仕掛品、また、それを生み出す資産としてのタレントのアタマの中は、財務諸表には載ってこない。しかし、財務諸表に記載される「結果」を生み出しているのは、この無形の世界で行われる「人の知識や才能にもとづいた創造活動」である。

人間の創造性を価値や利益に結びつけることが、タレント・マネジメントである。日本を含む先進国の企業ではマネジメントそのものになっていると言ってもよいかもしれない。
例えばスティーブ・ジョブズというタレントはさまざまな分野のタレント・プロフェッショナル・スペシャリストのハタラキを引き出して「これしかない」という製品や体験をつくりだした。

「タレント」の時代』(講談社現代新書)を一読いただければ、人材から価値を生む、富を生み出す、人と組織の活動のメカニズムが理解できるだろう。それは、あなた自身、会社、また日本という国のあしたを切り開く指針になると思う。現在は「タレント」の時代だからである。

また、グローバル市場競争で、例えばアップルやグーグルが勝ち、ソニーが負け、トヨタが勝っている理由がわかるだろう。本書で説明している「タレントとタレントを生かす仕組み」を理解し、運用に成功している企業こそが、現在は世界で勝つ企業になっているからである。

(さかい・たかお グローバル・ピープル・ソリューションズ代表)
読書人の雑誌「本」2015年3月号より

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酒井 崇男(さかい・たかお)
1973年愛知県岡崎市生まれ 東京大学工学部卒業、東京大学大学院工学系研究科修了。大手通信会社研究所勤務を経て独立し、人事・組織関係のコンサルティング。主にグローバル企業・ベンチャー企業のコア組織の構築、タレント・マネジメントに携わっている。

酒井崇男・著
『「タレント」の時代 世界で勝ち続ける企業の人材戦略論』
講談社現代新書 税別価格:880円

「タレント・マネジメント」の人事・組織コンサルタントとして活躍する著者によるかつてない人材戦略論、誕生!
なぜソニーは消費者が欲しがる商品を生み出せなくなったのか? なぜトヨタはいまでも売れるクルマをつくれるのか? アップルやグーグルなどがマネをして成功した日本のやり方とは? そこには「タレント」と呼ばれる優秀な人材を生かす仕組みがあった。

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