[アイランドリーグ]
徳島・中島輝士監督「入野(楽天)、山本(中日)に続く選手を」

スポーツコミュニケーションズ

ドラ2・橋本のバットさばきは小笠原(中日)似

 野手に関しては昨季首位打者の大谷真徳、レギュラー捕手の小野知久、リードオフマンの吉村旬平が抜けましたが、その穴を埋められそうな新戦力が加わりました。ドラフト2位指名の橋本球児(城西大附高-城西国際大-日本ウェルネススポーツ専門学校)は小笠原道大(中日)のようなバットさばきの巧さが持ち味です。これは天性のものと言っていいでしょう。ショートの守備は今後、鍛える必要がありますが、まずはバッティングでアピールしてほしいと思っています。

 3位指名のキャッチャー・中島健介(稚内大谷高-北海道教育大函館校-BBCスカイホークス)は守備だけなら全く問題ありません。試合に出る中で打力が上がれば、レギュラーになれるでしょう。5位の寺田奨(宮崎商高-関西国際大-NSBベースボールクラブ)は俊足の持ち主。外野守備は吉村の抜けたセンターを十分、務められるでしょう。坪井智哉(現横浜DeNA打撃コーチ)のようなバッティングもどこまで通用するか楽しみです。

 昨季、徳島で1年指導して実感したのは、このリーグの選手たちの伸び率の高さです。2月の始動からシーズンが進むにつれ、技術、精神面の成長を肌でひしひしと感じました。たとえば昨年の今頃、山本がNPBに行くと誰が思ったでしょう。彼は開幕前までは練習生に過ぎませんでした。それがフタを開けてみればチームの前後期制覇、独立リーグ日本一に貢献する働きをみせました。

 今季も、僕は選手たちの1年間の進化を大いに期待しています。18歳から25歳の時期は選手として、人間として最も伸びる時期です。野球の技術のみならず、社会人としても立派な人材をつくり、多くの方に応援していただけるチームをつくりたいと考えています。そして、個々の選手もチームもいい方向に転び、秋には再び日本一、ドラフト指名という成果を収められれば最高です。

中島輝士(なかしま・てるし)プロフィール>:徳島インディゴソックス監督
1962年7月27日、佐賀県出身。柳川高時代はエースとして3年春の甲子園に出場。プリンスホテルに進んで野手に転向する。87年のソウル五輪予選で日本代表に選ばれて活躍。本大会でも好成績を残し、チームの銀メダル獲得に貢献する。89年に日本ハムにドラフト1位で入団。1年目に史上2人目となるルーキーの開幕戦サヨナラ本塁打を放つ。92年はオールスターに出場し、打率.290、13本塁打をマークした。96年に近鉄に移籍後、98年限りで引退。その後は近鉄や日本ハムで打撃コーチ、スカウトを歴任。11年には台湾の統一セブンイレブンでコーチとなり、12年途中からは監督に昇格する。14年は徳島のコーチを務め、15年から監督に就任。