ネットではなんと1本30万円! マッサンが作った最高のウイスキー「昴」をご存知か 手に入らない!

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グラスを口に近づけると、『余市』のようなスモーキーな香ばしさはなく、少し甘めで華やかな香りが漂ってきた。大切に一口、口に含む。

北海道の真っ白な平原と満天の星空のように雑味がなく清らかな味だ。ただ、どこかに甘みを感じるのは、やはり日本の風土が生んだ味だからだろうか。マッサン=竹鶴政孝は本場スコットランドのウイスキーを目指したが、このウイスキーは紛れもなく「北海道産」という気がする。きっと女性にも喜ばれるだろう。

『昴』のボトルを手に取って回すと、裏のラベルにはこんな言葉が書かれていた。

〈味わうほどに心を豊かにする華やかな味と香りが満ちています。満天の星を眺めているかのような心地に酔いしれながら、眠っているロマンを呼び覚ましてはいかがでしょう〉

ロマンという言葉を聞いて、ふとマッサンが北海道を初めて訪れたシーンを思い出した。余市の大自然を見てマッサンはこう言う。

「まさにウイスキーの理想郷じゃあ」—。

世界最高のウイスキー作りというロマンを求める男の物語は、これからさらに加速していく。

「週刊現代」2015年2月14日号より