【沿線革命020】 羽田空港へは新幹線の新線を作るべきだ!

羽田空港アクセスの方面別の役割分担

前回、JR東日本の羽田空港アクセス線構想に関して、事業費3,200億円の全額をJR東日本が負担したのでは決して事業性が高いとは言えないと書いた。

近年の都市鉄道の大規模改良は、都市鉄道利便増進法を適用するケースが多く、関係者の合意がまとまれば、事業費の3分の1を国、3分の1を自治体が補助し、事業者は残り3分の1を負担するのみでよい。

当然ながら、競合するルートの双方に莫大な税金を投ずることにはならない。マイカーや路線バスを共通の競合相手とみなし、鉄道は方面別に役割分担する、すなわち選択と集中をすべきである。

「東山手ルート」は東海道新幹線の乗り入れ+東北・上越・北陸新幹線との直通が得策として、残りの「西山手ルート」と「臨海部ルート」はどうすべきだろうか。

「西山手ルート」は、蒲蒲線ルートと競合する。東急東横線と東京メトロ副都心線が相互直通運転するようになり、蒲蒲さえ繋がれば、渋谷ばかりでなく新宿・池袋とも直結される。さらに、西武池袋線と東武東上線の沿線までカバーされる。

「臨海部ルート」の東京テレポート・新木場方面は、東京モノレールと東京臨海高速鉄道りんかい線を天王洲アイルで乗り継げば、今でも決して不便ではない。両駅の間が若干離れている(https://goo.gl/maps/Tqa3q)ので、できれば動く歩道を整備したい。

ディズニーランド(舞浜)や幕張メッセ(海浜幕張)との行き来を便利にするには、線路の繋がっているりんかい線と京葉線を直通運転する方が、投資は不要で費用対効果が高い。

以上を考えると、東京貨物ターミナル-羽田空港を、新幹線と在来線の両方が走行できる3線軌または4線軌としてまで、「西山手ルート」と「臨海部ルート」を実行することはないだろう。

JR東日本の羽田空港アクセス線構想を3ルートとも否定することとなり、関係の皆様には大変失礼なのだが、東京圏全体、さらには東日本全体のあるべき鉄道ネットワークを考え、今回の提案を推奨したい。