魚やハチの行動研究から生まれた先進技術でロボットカーを開発
“ぶつからない車”がつくる信号のない世界

NISSAN・近未来のモビリティ 世界をよくするテクノロジー【第3回】

未来の車は、すでに我々の手の内に

 こうして3回にわたって、近未来の車について語ってくれた二見氏。彼は、もともと大学で電気・電子分野の学問を修めたが「近い未来、車は電気自動車になる」と確信し、日産へ入社した経歴をもつ。最後に、そんな先見の明がある二見氏へ、車はどこまで進化するかを聞いた。

「現在、自動運転や〝ぶつからない車〞のほか、中央管制型の制御も我々の視野に入っています。渋滞や災害などの情報があると、車に指示を出し、最適なルートを知らせるのです」

 また「リーフ」はソーラーパネルと組み合わせることで、さらに使い勝手が向上する。電気は貯めておくことができないが「リーフ」はソーラーパネルで発電した電力を電池に貯めることができる。二見氏は「使い方によっては、太陽光のみで走ることも可能です」といい、最後にこう言葉を継いだ。

「この先は……何かノーベル賞をとるような技術がいくつか現実のものになっていけば、いまの我々には想像もつかない車が生まれるのかもしれませんね」

すでに、未来の車は我々の手の内あるのかもしれない。

提供/日産自動車株式会社

取材・文/夏目幸明
Photographs by Yoshio Tanioka(Interview)