【会員限定記事】事業を成長させるために自分の権限は他人に譲るべし

自分にないスキルをもった人物が成功へと導く

私は最近、ジャック・クレイデン宛てに1986年に書いた手紙を見つけました。その手紙のなかで私は、彼が長年にわたり、私とともにヴァージンのために行ったことを感謝し、こう書いていました。「大げさでなく、もしもあなたがいなければ、ヴァージンの創業はあり得ませんでした。これまで私たちがやって来られたのも、創業当時からのあなたの理解があったからです。その恩は決して忘れません。私はあなたを、初めは仕事面での親代わりとして、その後はずっと、私のみならず家族全員の友人として考えて参りました」。

ジャックという人物とは誰かと言えば、私たちが創業したときの会計士です。人々は私に、どうやって成功できたのかとしきりに尋ねます。その答えは、ジャックや彼のような人々の存在です。私には彼らのようなスキルはありません。彼らはいくつかの分野で私以上に、ビジョンを現実化する術(すべ)を知っていました。

もしも本当に起業家として成長したいのならば、移譲について学ばなければなりません。友人と一緒にヴァージンを創業したとき、私には必須の知識がいくつか欠けていることを知りました。そこで、移譲するスキルを早くから学びはじめたのです。

まず私は、数字に強くはありませんでした。自分が会計士のまねごとをして失敗する前にジャックを見つけ出しました。ジャックは、私の事業ビジョンに賛同して参加を希望してくれただけでなく、私と違って総収益と純益の区別がキチンとできたのです!

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