15名の起業家・投資家たちが学生に語った「アントレプレナーシップ」とは?

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人とは違うリスクをとって、概念のシフトを起こす

次のセッションでは、「大企業視点による、IT業界10年後の展望」というテーマで、モデレーターを光通信社長室/経営企画室長の奥井大氏が務め、投資家の視点から学生たちにメッセージが送られた。

「起業において、"ゼロイチ"を生み出す人とは、ものを作ることではなく、概念のシフトを起こせる人。例えば、みんなが歯を磨くから歯ブラシが必要になるように、人々の生活に根付くくらいの概念のシフトがあって新しいビジネスが生まれる。その期待値を一超えることができたらイノベーションと言える。僕は、アイデアは10万円、システムを作ったら1000万円、そこに100万人の顧客がついたら100億円の価値があると思っています」(電通ブルー代表取締役社長/吉羽一高氏)

「ここにいる人たちには、青写真を作って、IPOして小銭を稼ぐ…そんなところを目指してほしくない。9割がた成功するという算段でやるのではなく、意味のある失敗だったと言えるようなこと、質の高いリスクをとって挑戦してほしい。リスクマネーを供給して、そのチャレンジを支えるのが私たちの役割だと思っています」(NTTドコモ・ベンチャーズ取締役副社長/秋元信行氏)

「人と違った考え方を持つようにしてみてほしい。例えば、マーケットにおいては、みんなが株価が上昇すると言っているときほど売ったほうがいいし、みんなが駄目だと言っているときこそ買ったほうがいいと言われています。人と違ったことをやることがイノベーションを生み、成功への近道だと思っています。人と違う視点を持つためには、色んな視点を持つ人たちの意見をよく聞くこと。例えば、私個人で言えば、投資と子育ては全く重ならないけれど、違う視点を持っているからこそ新しいアイデアが浮かぶことがある。あとは、英語を覚えて海外から情報をとることもおすすめです」(マネックスグループ執行役員新事業企画室長/高岡美緒氏)

左から、奥井氏、高岡氏、秋元氏、吉羽氏

世の中に対する疑問をそのままにせず行動し、インパクトを与える

「アントレプレナーシップ」をテーマとしたセッションでは、ヘイロー代表取締役社長でグローバルシェイパーの梅澤亮がモデレーターを務め、アクセルマーク代表取締役社長の尾下順治氏、日本交通代表取締役社長の川鍋一朗氏、ベアーズ専務取締役の高橋ゆき氏が登壇した。

それぞれが考える「アントレプレナー」を語り、学生たちにそのあり方を問いかけた。

「人生や人の心に"インパクト"のあることをする人。その意味では、子どもであってもアントレプレナーと言えるんです」(高橋氏)

「なにかがおかしい、と思ったときに、それを直すために、行動できる人。おかしいと言い続けられることが大事です」(川鍋氏)

「自分しか提供できないんじゃないか、と思い込んでいることで、社会にいい価値を提供していくことができる人」(尾下氏)

「アントレプレナーシップは個人がそれぞれ持つもの。自分でやると決めたことに関しては、あきらめず、最後までやり切ってほしい」(梅澤氏)

左から、梅澤氏、尾下氏、川鍋氏、高橋氏