オックスブリッジの入試を突破する「英語力」の身につけ方

「日本人、オックスブリッジに挑む」英語編
オックスブリッジ卒業生100人委員会

もしとっさにいいたいことが頭に浮かばない場合は、一度文章に書き、その文章を見ないで言えるようになるまで練習するところからはじめてもよい。前述のSimon氏のページ、公式問題集、オンラインのIELTS対策のページから問われそうな題目を集め、自分なりの問題集・回答集を作るのが役に立つ。次に、イメージした内容を発音できることが重要である。そして、そのためのスキル向上はある程度個人でできる。

まず、自分で発音した内容を録音し、自分で聞いてみる。この内容に納得した段階で初めて第3者のアドバイスを受けるのがいいだろう。その段階で前述のオンライン英会話等でフィードバックを受けることで効果的に改善できるだろう。なお、可能な限り元IELTS試験官に指導を仰ぐことをお勧めするが、Lauren氏のサービスのように、通常の指導だけでなくスピーキング演習の内容をスクリプト化してくれるネイティブサービスもあり、こちらもお勧めできる。なお、こうしたサービスの多くは発音の細かい不備を矯正するわけではないため、発音が気になる方は発音専門のレッスンで発音を矯正するのがいいだろう。

・能力測定:現段階の英語力を測定するのに一番いい方法は本試験を受けることである。受験費用が高いので毎回というわけにはいかないが、定期的な英語力確認のため、半年に一回は受けることをお勧めする。IELTSスコア向上に必要な勉強時間は個人差があるので正確な数値は出せないという条件でSI-UKは0.5を上げるのに約100時間の勉強時間が必要であると言及している。この数値をもとにした場合、TOEIC800点をとった直後のIELTSのスコアが仮に5.5だった場合、7.0をとるまでに約300時間かかることになる。なお、IELTS試験のスコアはTOEICと違い、実施のたびに1.0程度ぶれることがあるので出願前に2、3回は受けられるようにするべきである。

さらに英語力をあげるために

ここまでにふれた勉強はあくまで試験に合格するためのものである。IELTS7.0は合格するための英語力の最低基準値であり、卒業するために十分とはいえない。このため、私はさらに英語力をつけるという目的で前述のEAPに参加し、ライティングとスピーキングを中心にスキルを磨いた。最低スコアを取得した後は是非様々な英語の勉強にトライしてほしい。

サマープログラム(EAP)の開催会場で1つであるPeterhouse

最後に

オックスブリッジに入学するためのスコアをとることは決して不可能ではない。努力を継続することでTOEIC600点からのスタートでも最低限の要求スコアであるIELTS7.0を取得できる。本稿で紹介した勉強法は日本全国どこにいても実施でき、学生の方でも実施できるものである。また、初期投資は約1万~2万円(TOEICの書籍費用と受験料)からスタートできる。本稿の内容を多くの皆様に活用いただければ幸いである。
 

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                                                    オックスブリッジ100人委員会より