昨年の愛媛はリーグチャンピオンシップに進出したものの、前後期優勝を徳島に持っていかれ、年間制覇も達成できませんでした。またNPBのドラフト会議も候補止まりで、実際の指名選手は現れませんでした。
勝てる時には必ず勝つ。大事なところで結果を残す。選手たちには、そんな勝負強さも培ってほしいと思っています。それが自身のNPB入りにもつながることでしょう。
センターの高田泰輔、キャッチャーの宏誓、レフトの櫟浦大亮らラストチャンスにかけている選手もいます。そういった選手をうまくサポートするのも我々の役目です。打つだけ、守るだけ、足だけというレベルではスカウトが指名したいと思う存在にはなりません。昨季と比べてセールスポイントをいくつ増やせるか。その点を自覚させて個々の能力を引き出せればと思っています。
リーグから4人のピッチャーが指名された先のドラフト会議でもわかるように、現状、NPBが注目しているのは野手よりもピッチャーです。その意味では若いピッチャーは特徴を出せば、目に留まる可能性があります。昨季、愛媛で目立ったのは正田や小林といった元NPB選手でした。今季は生きのいい若手ピッチャーの台頭を望んでいます。
目標は悲願の年間優勝、独立リーグ日本一、そしてNPB選手の輩出。もう、これしかありません。2月の始動から、全員が横一線で競争し、チームが強くなっていく。そんなシーズンにして、最高の結果を出せるように頑張ります。今年も1年間、応援よろしくお願いします。