ダボス会議にようこそ 第1回 日本人の知らない「ザ・国際会議」の正体

齋藤 ウイリアム浩幸

私の場合、YGLに選ばれた同年にGACの中の「女性の雇用」というテーマのメンバーに選ばれました。当時私は「女性の活用はこうすべき」とさまざまなオピニオンを出していたので、それが認められたようです。ちなみにGACのメンバーに選ばれる際の選考基準も明らかにされていません。テーマ「女性の雇用」15人のメンバーの中で男性は私ひとり。議長がクリスティーヌ・ラガルド氏(フランスの財務大臣などを歴任後、現在IMF専務理事)でしたから、厳しくて・・・・・・。

その後、私はGACの中でもともとの専門である「サイバーセキュリティ」のメンバーに任命されました。メンバーは17人、議長はエストニアの大統領であるトーマス・イルヴェスで、世界中のサイバーセキュリティの専門家が集まっています。

11月に行われるGACでは、それぞれのテーマごとにメンバーが集まって討議するのはもちろんのこと、テーマごとの縦割りをなくすことも重要視されています。そのため「クロス・カウンシル」というファンクションがあり、そこでは自分が関わっていないカウンシルに行くことになっています。他のカウンシルのメンバーと接点を増やして、互いに勉強し、理解を深めているのです。こうした一見つながりのないように思えることから、新しい視点やアイデアが生まれています。

また、GACのメンバーは11月の会議に限らず、ふだんからスカイプなどを通じてミーティングを持ち、レポートを通じて世界中に提言を行っています。 

「グローバル・シェイパーズ」の設立

現在、YGLの予備軍的存在に、「グローバル・シェイパーズ・コミュニティ」という33歳以下の若者による組織があります。
シュワブさんとのちょっとした会話からグローバル・シェイパーズの設立を託されることになりました。