首都直下巨大地震の確率急上昇!これは絶対に来る! 東京46%横浜78%埼玉51%

いますぐ逃げたほうがいい
週刊現代 プロフィール

大正時代に『山の手』と呼ばれていた、西側の武蔵野台地などとの境界にあたる崖地の地域には現在、家が多く建っている。いまは多くが暗渠になって見えませんが、本来は川沿いの谷地である場所にも、無数の木造家屋が建っています。

こうした場所では、'60年代頃に建てられた一戸建てが多く、子供が独立した高齢夫婦や独居のお年寄りが住んでいたりする。周囲の道は入り組んでいて狭い。

建物や塀が倒壊すればたちまち閉じ込められて、そのまま火災に巻き込まれる人が続出する可能性もある」

逃げるなら北海道だ

心配されるのは、木造家屋の倒壊と、それによる大火災だけではない。老朽化したビルが根元から横倒しになり、幹線道路をふさぐ。湾岸地域の埋め立て地にあるコンビナートでは燃料タンクなどが地盤の崩壊で傾き、次々に爆発炎上。河川上の橋や高架橋などが崩落し、交通網は寸断、人々に逃げ場はない……。

さらに、前出の渡辺氏はこんな点も指摘する。

「建物やインフラといったハード面だけでなく、パニックやデマの発生など、ソフト面の問題もあります。とくに、いまや新宿のような首都圏の大都市で忘れてはならない要素が、外国人の存在です。日本に住んでいる人や観光客など、多数の人がいますが、出身国によっては、ごく小さな地震にも遭遇したことのない人もいる。新宿駅のような人ごみのなかでは、怯えきった彼らが、日本語もわからないなかでパニックに陥り、その恐怖が人々に伝染して、大混乱の引き金を引くことにもなりかねない」

私たち市民一人一人は、街の建物やインフラを強くできるわけではない。だが、こうしたソフト面での問題に向き合うことはできるはずだ、と渡辺氏は指摘する。

 

「たとえば、先ほど言ったビルに囲まれた市街地の場合。区画のなかの木造家屋が倒壊したら、周辺部のビルに勤めている人たちは、互いに助け合う救助部隊として行動する。『自分は素人だから手を出さないほうがいい』などと考えていては、助かる人も助からない。

同時多発しているケガ人や火災の対処に追われて、救急車や消防車はまず、絶対と言ってもいい確率で、あなたのもとには来ません。そういう前提で、なるべく多くの人命を助けることを考えたほうがいい。

ヘタでも何でも、外国語のできる人は、近くにいる外国人に状況をできるだけ説明する。誰かが恐慌状態に陥れば集団がパニックを起こし、命にかかわる混乱に至る可能性もあります。

とにかく自分にできることをすべてやるという覚悟でいなければ、首都直下での巨大地震は乗り切れない」