首都直下巨大地震の確率急上昇!これは絶対に来る! 東京46%横浜78%埼玉51%

いますぐ逃げたほうがいい
週刊現代 プロフィール

その被害を受けるであろう地域の確率を見てみると、静岡66%(前回65%)、津62%(同65%)、和歌山60%(同56%)、徳島69%(同68%)、高知70%(同70%)と、全体的に高い数字ながらも前回想定からはほぼ横ばいの結果になった。

それだけに、やはり今回の結果は、はっきりと、

〈関東=首都圏に危険が迫っている〉

と感じさせるものとなった。島村氏はさらに、こうつづける。

「もうひとつ、関東の地震の発生確率を上昇させたのは、相模湾の海底を走る相模トラフ沿いの地震について得られた新しい知見です。

有名なのは1923(大正12)年の関東大震災。相模トラフの地震に関しては、記録も豊富なこの関東大震災を基準に考えられることが多かったのです。ところが東日本大震災をきっかけに、さらに古い地震についても詳細に見直すべきではないかということになった。

そこであらためて調査が進んだのが、関東大震災のひとつ前、1703年の元禄関東地震です。これが、調べれば調べるほど、関東大震災より大きな地震だったとわかってきた。

たとえば、元禄関東地震では、鎌倉の鶴岡八幡宮まで津波が到達したという記録がある。ここは海岸から内陸に2㎞も入ったところで、関東大震災ではそこまで津波は来ていません。他には小田原にも津波が来たという記録があるけれども、関東大震災では来ていない。

つまり、大正の地震よりもさらにひと回り大きな地震が、関東では起こっていた可能性がある。ならば、次に来る地震を、関東大震災程度と考えていては甘いのではないか、ということになってきた」

数字が跳ね上がっただけでも驚いてしまう、この地震の発生確率だが、その数字の意味をもう一歩、突き詰めて考えてみれば、背筋が凍るような感覚がこみあげてくる。

 

たとえば、横浜の78%という数字。これを、あなたはどう感じるだろうか。

想像してみてほしい。もしこれが、天気予報の降水確率だったら、どうか。

〈今日の午後、雨が降る確率は78%です〉

と言われたら、多くの人は「今日の午後は雨だな」と判断し、傘を持って出かける。それはごく常識的な行動と言っていい。ならば、

〈今後30年間のどこかの時点で、震度6弱以上の大地震が起こる確率は78%です〉

と言われた地域の人々は、「それなら、我々はこれから30年以内に大地震に遭遇するんだな」と判断するのが常識的だろう。何しろ平均寿命まで生きるとしても、現在50歳から下の世代は、ほぼ確実に巨大地震を経験することになる数字である。