未来の天皇「やっぱり愛子さまがいい」「当然、悠仁さま」

いろんな意見があるけれど…
週刊現代 プロフィール

明治以前には8人10代の女性天皇がいた。明治になり、女性の存在しない陸海軍のトップである大元帥の地位に天皇が就いたため、男である必要があったけれど、戦後は事情が違います。天皇は軍事力も財政力ももっていないんです。憲法でも男女同権になり、六三制の教育制になって男女共学にもなった。女性自衛官も生まれてきた。天皇は国の象徴にとどまる上、男性と女性の性差がなくなりつつある今、僕は女性天皇も有りだと思っています」

現法律では悠仁さま

ここで「女性天皇」と、「女系天皇」の違いを説明しておこう。歴史上の女性天皇は、いずれも男性の天皇や皇太子の皇女だった女性が即位したもので、つまりは「男系女子」の天皇だ。仮に愛子さまが皇位に就いた場合も、父が天皇家の血統なので男系女子の天皇ということになる。

一方、「女系天皇」とは、仮に女性天皇が非皇族の婿をもらって子を産み、その子が皇位を継承したら、その天皇は男女にかかわらず女系天皇ということになる。つまり、愛子さまが天皇になったとして、その子を天皇と認めるか否か、というのがポイントだ。

文化学園大学客員教授の渡邉みどり氏も、愛子さまが天皇になる道は開いておくべきだと主張する。

「女性の時代だからこそ、逆に男系男子でつながってきた天皇家の希少性、伝統の価値を大切にしたいという考えもわからなくはない。ただ、伝統を守りつつも、新しい風を入れていかないと、皇室そのものが滅びていく可能性がある。

かつて、皇后美智子さまが初の民間出身皇太子妃となったとき、昭和天皇は喜んでおられました。意外かもしれませんが、男系男子を主張する人々より皇室の方々のほうがよっぽど、新しい風を入れていく姿勢をお持ちだと思います。時代に合わせてリベラルに考えることが、皇室の将来に繋がるのではないでしょうか」

渡邉氏は、皇位継承資格を「男系男子」ではなく「皇統に属する長子」が継承できるように皇室典範の改正を考えるべきと言う。現行の皇室典範は憲法下にあるため、他の法律同様に国会で改正が可能だ。

「天皇の直系が次の天皇になる」という考え方は非常にシンプルに思えるが、事はそう単純ではない。麗澤大学の八木秀次教授はこの意見に強く反対している。

「そもそも、現皇室の直系の祖先は、江戸時代中期の光格天皇。その光格天皇は先代の天皇にとっては傍系にあたるのです。ですから、直系を重視するということは、今の皇室の血統を否定することになりかねない」

次世代の後継者である悠仁親王が天皇になるべきだと言う八木氏は、皇位における男系男子の重要性についてこう説く。