【沿線革命009】
銀座-晴海に路面電車ができる?

阿部等(交通コンサルタント)

導入ルート帯として、①晴海通り活用(図の緑線)、②みゆき通り・環状2号活用(青線)、③海岸通り・環状2号活用(赤線)の3案が設定された。そして、②に対して、車道の一部を転換あるいは自動車の進入を禁止する道路空間再配分の図が示された。

中央区が設定した導入ルートの3案(2013.5『基幹的交通システム導入の基本的考え方』より)
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導入システムについては、「将来的にはLRTへの移行も視野に入れた計画とし、短期に整備可能であり、臨海部の増加する需要に対応するシステムとしてBRTを想定している。」とされた。

今後の取組みとして、以下のように、2016(平成28)年度までにBRTを運行開始し、2021(平成33)年度以降にLRTを運行開始という段階的な整備の推進が示された。

中央区のタイムスケジュール(2013.5『基幹的交通システム導入の基本的考え方』より)
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次回以降、中央区の計画の見直すべき点やその後の展開、新たな提案を順に紹介していく。

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阿部等(あべ・ひとし)
1961年生まれ。東京大学 工学部 都市工学科卒。88年にJR東日本へ入社、保線部門を中心に鉄道の実務と研究開発に17年間従事。2005年に同社を退社し(株)ライトレールを創業、交通計画のコンサルティングに従事。著書『満員電車がなくなる日』。日経ビジネスオンライン「キーパーソンに聞く」が好評。FacebookTwitterにて実名で情報発信。交通や鉄道の未来を拓きたい方のために、交通ビジネス塾(http://www.LRT.co.jp/kbj/)を主催し、工学院大学オープンカレッジ鉄道講座(http://www.LRT.co.jp/kogakuin/)の事務局を務めている。