【東京土地のグランプリ004】 港区編
東京№1の高級住宅街・南麻布4丁目を行く

右に元フランス大使館の敷地に建った「プラウド」を見ながら青木坂を登ると大邸宅街が広がる

広大な空き地の「開発後」が今年明らかに

賃貸が中心で、新築の分譲マンションの供給が少ないこのエリアで、近年で最大のトピックと言えば、フランス大使館の旧館跡地に2012年に誕生した「プラウド南麻布」(88戸)だろう。

60年の定期借地という販売方式をお金持ちたちがどう評価するかが注目されたが、「坪当たりの販売価格は300万円程度と、周辺の所有権物件に比べて2割程度低かった」こともあり、販売住戸はすべて即完売となった。中古で売り物が出ることはほとんどないが、投資用に購入した人も多いため、賃貸は比較的出物が多く、取材時は2階2LDK78㎡が38万円という広告が出でいた。

ここ数年は有栖川宮記念公園に面して建つ高齢者福祉施設「アリスの杜南麻布」の建設工事や、町のランドマーク的存在の「ナショナル麻布スーパーマーケット」の建て替え工事が続き、やや騒がしい状態が続いたが、それらも終了し、町は再びかつての落ち着きを取り戻している。

セレブ御用達のナショナルスーパーは健在

広尾タワーズの向かい、7000㎡の土地が更地になっており、現地に建てられた看板には住友不動産が地上13階の「共同住宅」を2015年夏から建設する予定と出ていた。現時点では分譲や賃貸かなどの詳細はまったく未定とのことだが、エリア内では久々の大規模物件だけに、詳細が発表になれば注目を集めることは間違いないだろう。

遠くに六本木ヒルズを望む広大な一等地。右手前の森が有栖川宮公園