【第12回】はこちらをご覧ください。
わかりやすい文章を書くためには、「文章構造をわかりやすくすること」と「一文一文をわかりやすくすること」の両方が必要です。そしてこの「一文一文をわかりやすくする」には、「言いたいことをわかりやすく表現する」ということも含まれています。
言葉が明確でも、「で、結局あなたは何をしたいのでしょうか?」と聞きたくなる文章を多く見かけます。日本には察し合う文化があるため、意図や依頼事項を明確に表現しないことがあります。それはそれで奥ゆかしい文化ですが、「わかりやすさ」の視点では裏目に出てしまうことがあります。
今日はそんなテーマで「文章力アップのポイント」を解説して行きます。
「分かりやすい文章」とは、書き手が伝えたいことが「分かりやすい」ということですね。つまり、意図を分かりやすく書かないと意味がありません。「文の構造」と「文章の構造」を分かりやすくしても、すぐに分かるように書かなければ、意味がありません。
そのためには、「伝えたいことをストレートに書く」ことが求められます。これは「表現力」というより、それ以前の「意志表示」の問題です。