新事業への投資を決める秘訣

『現代ビジネスブレイブ リーダーシップマガジン』---リチャード・ブランソン「世界を変える経営」より
〔PHOTO〕Thinkstock by gettyimages

第一印象だけで決めないこと

やるべきかやらざるべきか、それが問題です。ビジネスのリーダーは、十分な情報に基づき、目の前にある新事業に踏み切れるかどうかを賢く決定することによって巨額の報酬を得ています。しかし、起業家になりたての者が同じように決定しようとしても、実際に役立つ知識やアドバイスをしてくれる人はどこにもいません。

このような決定の方法をあらかじめコンピューターにプログラムすることも不可能です。思いつく限りの疑問は、陪審員のような立場で判決を下す前に取り去っておかなければならなりません。

ありがたいことに、企業の決定によって、生きるか死ぬかというような深刻な問題になることは滅多にありません。とはいうものの、私は先日、適切な時間枠でプロジェクトの可否を決めるために役立つ、一般的なルールがいくつかあるということが分かりました。

第一印象は私にとって、つねに決定的に重要です。しかし、ビジネス案件の意思決定の際には、その第一印象が影響しないようにしています。これはいい!とピンときたアイデアでも、その最初の感想はひとまず脇に置いて、客観的に注意深く新事業のいい面と悪い面を比べ検討しなければなりません。最初の評価では、大きな欠点は見当たらないとしても、本当に欠点がないとは言い切れません。

ほぼすべてのスタートアップが予期しない問題に突き当たるものです。ですから、歩みはじめる前に、時間をかけて起こり得る問題を想定し、その解決策も推測しておく必要があります。事業をスタートしたあとに初めて大きな問題に気づくとなると、対処策はとても限られてしまいます。

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