「一日1食派」vs.「一日5食派」長生きするのはどっちだ

医師2人が誌上大激論!
週刊現代 プロフィール

林田 そうです。少しの量の5食を食べる「細切れ食」ですね。理想的には3食の合間、10時や15時に間食を入れるということです。

この食事法では、軽度な満腹感を維持することが重要なのです。

南雲 先ほど話していた、血糖値ですか?

林田 その通り! 長い時間、空腹が続いた状態で食事を摂ると、血糖値が普通よりも上昇する傾向にあります。これこそがメタボや生活習慣病の元凶と言われており、現在の医学界では、いかに血糖値を安定させるかということが注目されています。

5食ならば、常にお腹に何か溜まっている状態を保てます。そうすれば、インシュリンの分泌が安定するので、血糖値の急上昇もありません。これは大きなメリットです。

南雲 しかし、そんなことができるのは時間や余裕のある人だけで、現実的には不可能でしょう。仕事もあるわけだし。

 

林田 食事といっても、軽くつまむ程度ですよ。同じ総カロリーを摂取するなら、細かく分けたほうが代謝も高く、エネルギーの消費も良い。

それに、100歳以上生きた方々の生活習慣を調べてみると、好きな時に食事を摂るといった共通点が見られました。つまり、ストレスフリーの状態が健康に良いということ。食事をすること自体が幸せに繋がっているのです。

南雲 総カロリーを一定にするといいますが、複雑なカロリーの計算や記録なんてなかなか出来ませんよ。「5ファクターダイエット」と言われる、このダイエットが海外セレブで人気なのも、専属のトレーナーがついて、計算された食事が用意されるからこそ。私も色々なダイエットに挑戦しましたが、カロリー計算は3日で嫌になりました。

林田 そこまできっちりカロリーを計算する必要はないんです。少食にして、食べる回数は増やして、全体のカロリーは一定にすることを心がければいい。少しの意識でだいぶ変わりますから。

本当に1食だけなの?

南雲 では、仕事中にどんなものを食べろと言うのですか?

林田 カロリーバーのような軽食で良いのです。血糖値を安定させることで、基礎代謝が向上する。つまり、痩せやすい身体になるんです。

南雲 それは何か根拠があるのでしょうか。