[ボクシング]
近藤隆夫「『リゴンドーvs.天笠』一体、どうなる?」

スポーツコミュニケーションズ

統一王者に挑む無名のファイター

 何とも豪華なラインアップだ。
 3階級制覇に挑む八重樫、2階級制覇に燃える井上の闘い、内山の1年ぶりのファイトなどなど……実に楽しみ。また、この中にひとつ異質な世界戦が含まれているのも興味深い。

 大阪で行われるリゴンドーvs.天笠だ。リゴンドーはシドニー、アテネ五輪(バンタム級)の2大会連続金メダリスト。米国へ亡命後、プロに転向、昨年4月にはノニト・ドネア(フィリピン)を3-0の判定で退けてWBAとWBOの王座を統一した強豪である。

 そんな大物に一般には無名のファイター・天笠が挑む。なかなか思いつけないマッチメイクだ。天笠は現OPBFフェザー級王者で、ボクシングファンの間には、「意外性のある一発屋」のイメージがある。普通に考えれば、リゴンドーの勝利は動かないだろうが、まったくタイプの異なる選手同士の闘いだけに、注目せずにはいられない。

 さて最後に、大晦日には総合格闘技のビッグイベントも2つ開催される。両国国技館では恒例の『INOKI BOM-BA-YE2014』(ミルコ・クロコップと石井慧の再戦)、また、さいたまスーパーアリーナでは『DEEP DREAM IMPACT2014大晦日special』が行われる。

 大晦日は、どの会場に足を運ぶか。今年もギリギリまで迷いそうだ。

近藤隆夫(こんどう・たかお)プロフィール>
1967年1月26日、三重県松阪市出身。上智大学文学部在学中から専門誌の記者となる。タイ・インド他アジア諸国を1年余り放浪した後に格闘技専門誌を はじめスポーツ誌の編集長を歴任。91年から2年間、米国で生活。帰国後にスポーツジャーナリストとして独立。格闘技をはじめ野球、バスケットボール、自 転車競技等々、幅広いフィールドで精力的に取材・執筆活動を展開する。テレビ、ラジオ等のスポーツ番組でもコメンテーターとして活躍中。著書には『グレイ シー一族の真実~すべては敬愛するエリオのために~』(文春文庫PLUS)『情熱のサイドスロー~小林繁物語~』(竹書房)『キミはもっと速く走れる!』 『ジャッキー・ロビンソン ~人種差別をのりこえたメジャーリーガー~』『キミも速く走れる!―ヒミツの特訓』(いずれも汐文社)ほか多数。最新刊は『忘 れ難きボクシング名勝負100 昭和編』(日刊スポーツグラフ)。
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