始まりは、捨てること! モノ選び上手になれば人生もうまくいく!
~『一生リバウンドしない! 奇跡の3日片づけ』 【第2回】

石阪 京子 プロフィール

そう思っていても、収納グッズの誘惑はかなり大きくて侮りがたいので、よくよく注意しておいてくださいね。レッスンが進んで、生徒さんが自発的に片づけを始めると、必ずといっていいほどこんなやり取りがくり返されるのです。

「ついつい収納グッズを買いたくなりますが、ここはガマンですよね?」
「あはは。まだ買っちゃダメです。ちなみに何を買いたいですか?」
「深いクローゼットを使いやすくする棚とか、オーディオをのせるキャビネットとか」
「まずは厳選。入れるモノがなくなるほどモノが減りますから」

片づけをするからには"入れもの"が必要、というのは思い込み。"入れもの"があったほうが使い勝手がよくなるだろうというのも思い込み。

本書では、家にある「紙袋」や「空き箱」を使って片づけを進めていきます。まずモノを「紙袋」や「空き箱」でカテゴリに分けておき、置き場所となる「住所」はそのあとに決めます。このほうがあとあと使い勝手のよい収納を実現できます。

家にあるモノを使って片づけられるので、お金もかからず経済的ですよ。

捨てる罪悪感と向き合ってみて

モノを捨てるときって、どんな人でも後ろめたい気持ちになるんじゃないでしょうか。

「高かったから」「限定品だったから」「まだ使えるし、もったいない」「せっかくのいただきものなのに」

その思いのほうにばかり心が向くと、「置ける場所もあるし、ま、ここに置いておこう」と、"とりあえず"で見て見ぬフリをしてしまいます。すると、それらが積み重なり、押し込まれ、やがてなんだか窮屈な空間になっちゃった、と気づくことに。

私はOL時代、「ひょっとして服飾デザイナーの娘・・・?」とウワサされるほど、洋服をいっぱい持っていました。給料のほぼ全額を洋服やバッグにつぎ込んで・・・、10年間、そんな調子でした。

会社を辞めて子育てが始まっても、手放せない洋服はクローゼットの片隅でぎゅうぎゅう詰めのシワクチャになっていました。クローゼットは洋服でいっぱいなのに、着たい服がないという状態。

「今は家族もいて自由に使えるお金も限られているんだから、もう買えないかもしれないし・・・」と思うと、よけいに手放せない。そんな時期もありました。