第2章 「3日片づけ」直前、スイッチが入る10の心得より
【第1回】はこちらをご覧ください。
さあ、片づけるぞ! と意気込んで、とりあえず100円ショップに行ったという経験、みなさんにもありませんか? もしくは、通販サイトを熱心に見ちゃったりとか。
レッスンでもよく目にする光景が、すきまなく並べられた収納用のカゴやケース。そして、そこからあふれ出た大量のモノたちが行き場を失っているようすです。
雑誌や収納ブログでも、「収納ケースをそろえてスッキリ!」なんて、美しいケースがそろえられた写真に出会うとワクワクします。だから、買いたくなる気持ちはすごーくよくわかるのですが・・・。実際のレッスンで最終日に一番大量に出る不用品が何かと言えば、それは使う場所がなくなった収納ケースなんです。
家のなかのモノを厳選したあとは、生活動線に沿ってモノの住所を決めていきます。このとき、何をしまうのか明確になっていない段階で購入した収納グッズは、たいてい使えないことが多い・・・。
「押し入れにできたこのスペースに、一眼レフのカメラを入れよ~っと♪ あれ? この収納ケースじゃカメラがつかえちゃう・・・?」
こんなふうに残念な結果になるのがオチなのです。
収納されるモノによって、必要となるケースは違ってきます。一番大切なのは、しまったモノを見つけやすく、取り出しやすく、片づけやすくすること。そのためには、片づけ前に収納グッズを買うのではなく、片づけ後に買うのが正解!
モノには適量(目安は家全体の収納の7割)があります。そのため、まずはモノを減らさなくてはならず、理想と現実のギャップに悩み、時間ばかりが過ぎていきます。結果、うまく片付けられず、すぐにリバウンドしてしまうのです。しかし、いきなり「捨てる」からはじめては失敗に終わります。大事なのは、「理想の暮らしを思い描くこと」と「家一軒片づけ切ること」。この本では、家全体の片づけが3日で終わる方法を具体的にお教えします! まずは、押入れ・クローゼットからスタートです!
⇒本を購入する AMAZONはこちら / 楽天ブックスはこちら