[アイランドリーグ]
高知・梶田宙球団社長「10年プレーした場所へ恩返しを」

スポーツコミュニケーションズ

後進に球団経営者の道を

 選手上がりで球団社長になるのは、アイランドリーグでは初のことです。それだけに僕が高知を立派なチームにすれば、将来の選手たちにも球団経営者としての道が拓けることになります。

 既に、このリーグからはNPBの選手のみならず、バッティングピッチャー、ブルペンキャッチャー、通訳、トレーナーなどいろんな人材を輩出しています。これらに加えて球団経営もできるとなれば、セカンドキャリアの幅が広がることでしょう。

 正直、まだ「社長」という肩書には自分自身、慣れていません。「社長」と呼ばれても、「誰のこと?」となってしまうのもしばしばです(苦笑)。生活も一変し、トレーニング中心だった日々は、今やスーツを着ての挨拶回りが続いています。

 ただ、10年間、高知でお世話になり、チームのことは誰よりも知っているつもりです。現場とフロントが一体となり、3つの目標をクリアできる球団をつくっていきます。

 ファンの皆さん、現役時代は温かい応援を本当にありがとうございました。今後も、高知ファイティングドッグスをよろしくお願いします。

梶田宙(かじた・ひろし)プロフィール>
1983年1月5日、愛知県出身。享栄高時代は主将を務め、甲子園にも出場。愛知大を経て、05年に発足したアイランドリーグのトライアウトに合格し、高知に入団する。開幕戦でリーグの記念すべき初安打、初盗塁、初得点を記録。高知の初年度優勝に貢献する。3年目の07年にはベストナインを受賞。09年も主力として活躍し、球団初の独立リーグ日本一を果たす。唯一の10年在籍選手となった今季はキャプテンを務め、61試合に出場。9月には引退試合が行われ、背番号「0」はリーグ初の永久欠番に定められた。11月より元選手では初めて球団社長に就任。10年間の通算成績は歴代1位の650試合、529安打(同2位)、22本塁打、224打点、打率.255。