競争相手にどう対処すればいいのか

『現代ビジネスブレイブ リーダーシップマガジン』---リチャード・ブランソン「世界を変える経営」より

競争相手のおかげでアイデアがひらめくこともある

ビジネスで成功したいならば、両手を広げて競争相手を歓迎すべきです。ただし、あなたに対して、相手に好き勝手な行動を取らせてはいけません。ライバルへの敬意と、彼らに打ち勝つための努力の間で適正なバランスをとれば、勝利への方程式はあなたのものとなります。

競争相手のやろうとしていることがいつも気になる、というのは起業家にとって珍しいことではありません。事業を起ち上げる時の仕事量は半端ではありません。垣根越しに見える競争相手の芝生はどうしてもよく見えてしまいます。いつの日か隣人をのぞき見する常習犯になってしまう可能性もあります。こういった感情は意味のある結果も生みだします。

たとえば、競争相手の商品を市場調査することで、それよりもはるかに優れた製品やサービスを生む方法が明確になることもあります。私がたまに競争相手の飛行機に乗る理由はそれです。実際にそうすることで競争相手が直面する問題に気づき、自分ならばどう解決するかと考えるなかで、素晴らしいアイデアが閃いたりするのです。

したがって、競争相手から目を離さないということは有益です。自分のチームや製品、サービスにも日頃から意識を集中していなければなりません。つねに周囲に遅れまいとする企業は、結局つねに他者から一歩遅れます。

これが基本的に後ろ向きな企業文化を助長してしまいます。ネガティブな企業はイノベーションを捨ててしまい、消費者との関係が急速に希薄になってしまう可能性があります。消費者から見て、他社がすでにうまく商品化しているのであれば、わざわざあなたの会社から製品を買う理由もありません。あなたにも野心のあるところを見せてください。創造性の発揮に努め、次の画期的な商品の開発に注力してください。そうすれば、今度は他社が真似たい相手としてあなたの会社が浮上してくるでしょう。

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