大西洋 第1回
「沿道の大歓声を一度は浴びてみたいと思い、去年、東京マラソンに出場しました」

島地 勝彦 プロフィール

大西 光栄です。わたしはサロン・ド・シマジのポップを読むのが大好きなんです。あれこそ商人のお手本ですよ。

シマジ 編集者と商人というのはよく似ています。美しいもの、面白いもの、珍しいものを載せると雑誌が売れるように、店頭に美しいもの、面白いもの、珍しいものを並べると、同じようによく売れるんです。

この前売り出した「あじさいチーフ」は全部で9色ありましたが、インディゴブルーがいちばん売れました。トータルで85個売れたそうです。あの素材は京都の絹のしぼりですが、大西社長、このチーフの素材はなんですか?

大西 これはわたしが講演を頼まれて石川県に行ったとき、懇親会でたまたまみつけた素材でして、世界でいちばん細くて軽い人工繊維なんです。同じ石川県の女性デザイナーに頼んで商品化してもらったんですよ。だからまだどこにも発表していません。サロン・ド・シマジではじめて登場するんです。

シマジ 何色あるんですか?

大西 6色です。あじさいチーフはわたしも愛用させてもらっていますが、結婚式に出席したときに使ったピンクの評判がよかったです。ぶどうチーフにピンクはありませんが、暖色系ではオレンジがあります。

セオ あじさいチーフvs.ぶどうチーフの闘いがはじまりますね。

シマジ お前が両方買って、どちらをつけた方が女にモテるか教えてくれ。

大西 セオさん、面白い現象があるんです。あじさいチーフの場合は気をつけていないとどんどんポケットの中に沈んでいくんですが、ぶどうチーフはどんどん成長してポケットの外に飛び出してくるんです。気をつけないと落っことしてしまいます。

シマジ たしかにこのチーフをポケットに入れてシェーカーを振っているとよく落とします。逆にあじさいチーフのほうはどんどん中に入っていってしまう。あじさいチーフは恥ずかしがりやさんで、ぶどうチーフは目立ちたがりやさんなんでしょう。