団結して危機に臨む

『現代ビジネスブレイブ リーダーシップマガジン』---リチャード・ブランソン「世界を変える経営」より
ヴァージンギャラクティック「スペースシップ2」の事故の様子---〔PHOTO〕gettyimages

ヴァージンギャラクティックの事故を受けて

会社とは単なる人々の集団にすぎず、あらゆる事業でもっとも重要な要素はそこで働く人々だ、と私はこれまでに繰り返し話してきました。宇宙旅行事業であるヴァージンギャラクティックでも、特に先月のカリフォルニア州モハベ砂漠で起きたの悲劇のあとの日々において、やはりこれ以上の真実はありませんでした。

国家運輸安全委員会の事故調査が進む現在も、私たちの思いは、事故に遭った2人の飛行士の家族から離れません。飛行士の1人であるマイケル・アルスベリーは、宇宙船のスペースシップツーが空中分解した際に命を落とし、もう1人のピーター・シーボルトはパラシュートで脱出したものの負傷しました。

いまなお、ヴァージンギャラクティックと関係各社のすべての人にとって、信じがたいほどのつらい日々が続いています。関係各社とはスペースシップ社や、アルスベリーとシーボルトが働いていたスケールド・コンポジッツ社、さらにノースロップ・グラマン社などです。

しかし、困難な状況下では度々起こることですが、テスト飛行中のこの事故は、人間のなかにある最善のものを引き出してくれました。私たちは世界中から寄せられた信じられないほどの多くの励ましの言葉に、感動の気持ちでいっぱいです。

みなさんには、ヴァージンギャラクティック・グループと宇宙旅行計画の関係者全員がいま遭遇しているような、つらい経験をしてほしくないということが私の願いです。

しかし、仮に悲劇や危機に遭遇したのならば、尊厳と敬意と連帯感をもって亡くなった人々との思い出を尊重することがなによりも大切です。

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