[NBA]
杉浦大介「怪物が帰還したキャブズ、連覇目指すスパーズ」

~2014-15シーズン2大注目チーム~
スポーツコミュニケーションズ

 ただ、1999年以降に5度の優勝を果たし、“模範的なフランチャイズ”と呼ばれてきたスパーズもまだ成し遂げていない偉業がある。それは“連覇”。特に2003年からの5年間で3度も頂点に立ちながら、2年連続優勝は一度も果たしていない。さて、今季はどうか?

 最大のライバルと考えられていたオクラホマシティ・サンダーのケビン・デュラント、ラッセル・ウェストブルックが故障離脱し、最初の13戦中10敗と出遅れている。メンフィス・グリズリーズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ポートランド・トレイルブレイザーズといった今季好調のチームも、このペースを保てるかどうかは未知数。そんな状況下で、今季もスパーズが優勝候補の本命とみなされてしかるべきだろう。

 ダンカン(38歳)、ジノビリ(37歳)らの年齢を考えれば、2014-15シーズンが2年連続優勝への最後のチャンスとなる可能性は高い。今はまだスパーズの周囲は静かだが、来春のプレーオフの時期には、偉大な金字塔への挑戦が最大の話題となっていることだろう。

杉浦大介(すぎうら だいすけ)プロフィール>
東京都出身。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、MLB、NBA、NFL、ボクシングを 中心に精力的に取材活動を行う。『スラッガー』『ダンクシュート』『アメリカンフットボールマガジン』『ボクシングマガジン』『日本経済新聞』など多数の 媒体に記事、コラムを寄稿している。著書に『MLBに挑んだ7人のサムライ』(サンクチュアリ出版)『日本人投手黄金時代 メジャーリーグにおける真の評価』(KKベストセラーズ)。
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