新ポータル構想「Syn.」の新しさは「インターネット利用の難しさをなくすこと」---KDDI・森岡康一氏が語る「スマホ時代の課題」

佐藤 慶一 プロフィール

構想実現は「1年後くらい」

また、西村氏は「(日本最大級のポータルである)ヤフーは競合なのか」と尋ねた。「あまり競合という意識ではない。今回は『中心のないポータル』と表現したが、ポータルサイトをつくるという意識はない。戦略も意識することも違う」と森岡氏。

一方、海外では、メッセンジャーアプリ「Kik Messenger」や米ヤフー、グーグルといった企業・サービスが回遊の手段としてサイドメニューの活用を進めており、「2015年、16年には一般化するのではないか」と未来を読む。

森岡氏は、「シンドットはキャリア(KDDI)のサービスではない」ということも強調していた。「キャリアが主導することで信頼感を得ることができ、サービスが集まる。シンドットというサービス自体は『オープンなインターネットのインターネットサービス』だと思っている。今後このようなサービスが生まれるとしても、パワーをもつところが主導・集約させていくかたちになるのではないか」。

シンドットは開始してまだ1ヵ月が経ったばかり。ユーザーの経験値を貯めながら、オープン化へと向かっていく。構想の本格的な実現は「1年後くらい」と森岡氏。年明けからの展開に注目が集まる。