「マイホーム」が頼れる資産になる3つの条件とは何か

沖有人(スタイルアクト社長)

相場が上昇し始める直前がチャンス

次に、タイミングが重要です。

利回りは買う時期で大きく変わる *スタイルアクト調べ

マイホームを含め、不動産にも相場の波があり、企業や個人が積極的に不動産を購入するようになると当然、価格は上昇します。

そして、ピークをつけると今度は売却が増えて値下がりし始めます。

1980年代末のバブル景気では、都市部の不動産は恐ろしい勢いで値上がりし、その反動で10年以上にわたり値下がりを続けました。

2000年から2004年にかけては底をつけた時期で、このころ分譲された新築マンションの実に6~7割が沖式利回りで2%以上あるのです。

そして、2008年のリーマンショック前にかけて、景気回復とともに不動産価格は上昇し、2007年に分譲された新築マンションのうち、沖式利回りが2%以上になるのは1割もありません。

今後も多かれ少なかれこうした波はあるでしょう。ただ、今や不動産会社やファンドなど不動産市場に参加する主要プレイヤーの間では、物件価格に対する賃料収入で資産価値を判断する収益還元法が常識になっていて、値上がりするときも値下がりするときも一定程度までいくとブレーキがかかります。どの物件も、適正価格に対して上下20%程度の範囲でアップダウンを繰り返していくと思われます。

そういうアップダウンの中で、底に近いタイミングでマイホームを買うことができれば、資産価値が維持される可能性は高くなります。逆に、相場の天井近いタイミングでマイホームを買うと、資産価値を維持することは難しくなります。