[BCリーグ]
群馬・川尻哲郎監督「来季にいかしたい監督1年目の経験」

スポーツコミュニケーションズ

カギ握るオフのトレーニング

 さて、来季も監督を続投することが決定しました。もちろん、今季果たすことができなかった球団初の独立リーグ制覇を狙います。そのためには、やはり守備の強化が不可欠であることは間違いありません。私は投手出身ということもあり、もともと基本は「守りを中心とした野球」を目指しており、今もその考えはまったく変わりありません。前述したように、今季は監督1年目で、投手以外の守備や走塁についてはわからないこともあり、手さぐりでやっている面も少なくありませんでした。

 しかし、その経験をいかし、来季はしっかりと成長したチームの姿を見せられるように、オフから守備力アップのための練習を積んでいきたいと思っています。まずは来春のキャンプまでに筋力、体力ともにひと回り大きくし、キャンプがスタートする際には全員がしっかりと動けるような体制で臨みたいと思っています。

 とはいえ、アルバイトをしながらの選手は練習時間が限られており、また私がすべてを把握することはできません。基本的には本人次第ということになります。いかに選手自身が、自分の目標がどこにあるのか見据え、しっかりとしたビジョンをもってオフを過ごすことができるかにかかっています。オフにトレーニングをしてきたかどうかは、一目でわかります。キャンプで集合した時、「よし、しっかりとやってきたな」と手応えを感じさせてくれることを期待しています。

川尻哲郎(かわじり・てつろう)>:群馬ダイヤモンドペガサス監督
1969年1月5日、東京都生まれ。日大二高、亜細亜大、日産自動車を経て、94年にドラフト4位で阪神に入団。2年目にプロ初勝利を挙げると、翌年には自己最多の13勝(9敗)をマーク。98年5月26日の中日戦で史上66人目となるノーヒットノーランを達成し、同年オールスターゲームにも出場した。2004年に近鉄に移籍し、翌年には楽天へ。05年シーズン限りで現役を引退した。13年より群馬の投手コーチを務め、14年より監督として指揮を執っている。