小峯隆生 第1回 「インチキじゃありません! 本当に筑波大学で教鞭を執っているんです!」

島地 勝彦 プロフィール

コミネ インチキじゃありませんって。本当に筑波大学で非常勤講師として教鞭を執っているんですよ。

立木 いくらなんでもこの「知的」ははずしたほうがいいんじゃないのか。

コミネ ダメですよ。これはぼくが入る前にすでについていた名称なんですから。本当に筑波大学から誘われて、「いいですよ」と引き受けたんです。いまここで研究をしていて、博士号を取るために猛勉強中なんであります。学会が11月にあるので論文を書かないといけないんです。

一緒のチームは5人で、みんな20代の連中なんですが、博士課程に通っている頭のいい奴ばかりです。ぼくのところに送ってくるメールはすべて英語。「イヤミなやつだな、この野郎!」って日本語でメールしたら、「今度の学会はインターナショナルですから、すべて英語なんですよ」と、またしても英語で返事がきました。

そんなわけでして、自分の論文も英語で書かないといけないらしいんです。

シマジ だけどお前はばっちり英語が喋れるじゃないか。

『若者のすべて』
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コミネ 喋るのと読み書きとでは全然違うんですよ。さしあたり発表会の原稿はカタカナで書いています。でも最終的に提出する学術論文はウェブサイトに英語で書かなければいけない。だから困っているんです。若い研究者には「小峯さんの論文だから小峯さん自らの英語で書かなきゃダメですよ」と脅かされているし。

シマジ 天才的に英語のうまい奴を紹介しようか。集英社インターナショナルに佐藤信夫という、英語の読み書き会話なんでもござれの男がいる。あのマーク・ピーターセン先生が太鼓判を押した英語使いだ。

コミネ でもその方は翻訳料を取るんでしょう?

シマジ まあ、いくらかは取るだろうな。