神田エリアで「動く街づくり」を目指す「THINK! TOKYO LOCAL」プロジェクト---EDITORY・河原田保彦氏に聞く

佐藤 慶一 プロフィール

ローカルな関係の心地よさを拡大する

今回のプロジェクトでは参考になりそうな世界中のまちづくり事例を参考にしている。「『TOKYO LOCAL』という名前にもつながるのですが、今の時代は大量生産・消費ではなくて、たとえ少数でも顔がみえる関係の人へと丁寧に届けることが豊かなことなのだと思います。神田エリアにはそういったこだわりを持っている人が多くいます。それを『TOKYO LOCAL』の価値として多くの方に知っていただけるように発信していきたいと考えています」。

そのような新しい豊かさを体現し、広めていくために、年内から来年にかけてさらに加速する。「年内は熱気を保ち、街と人とのシナジーを高めていきたいです」と河原田氏。来年からはふたつめの活動となるアクションをおこなう段階だ。イベント開催を通じて、人と街の関係を生み出す場を提供していき、実際に動く街づくりに向けた雰囲気をつくっていく。

文化・歴史的な新旧が折衷する神田エリアに思いや関心を寄せ、エネルギーをもった外部の人たちを巻き込み、具体的な動きにつなげる。動く街づくりを通じて拡大していくのは、ローカルな関係の心地よさ。企業や大学など多様なプレイヤーの思いや希望が重なるこのプロジェクトが、街に新しいうねりや循環を生み出す実例になるのではないかと思う。