石川次郎 第3回 「編集長の仕事で重要なのは、どれだけ面白いヤツを編集部に引き込めるかでしょうね」

島地 勝彦 プロフィール

セオ それはまた高そうですね。

シマジ いや、クロコとしては安いんじゃないか。うちでは13万円だよ。この間エルメスでみたクロコの財布は96万円もしていたよ。

セオ なんで十字架がデザインされているんですか?

シマジ なにしろおれはこの通りの浪費家だから、金を使うたびに十字架をみて「神さま、すみません。また大きく使ってしまいました」と懺悔し、「どうかまた大きなお金を入れてください」とお祈りしているんだ。

セオ ぼくもサロン・ド・シマジでチカダくんに会いましたが、たしかに彼は面白いですね。集英社はもう1人のシマジさんを誕生させようとして、吃音のチカダくんを採用したのではないですか。

立木 それはないだろう。シマジの才能を認めて心配していたのはおれや江嶋さん、開高さん、シバレンさん、今さんなど、主に外の連中だったんだ。集英社内部はシマジの毒を消すのに大変だったらしいぞ。

セオ そんなシマジさんと石川さんが会社を跨いで無二の親友とは面白いですね。

シマジ おれのほうがジローには公私ともども世話になった。ゴメンね、ジロー。

立木 そんな歌がなかったか。

セオ ぼくの世代では知りません。

石川 いやいや、シマジといると退屈しない。シマジは相手をご機嫌にしてくれる男だ。だから巨匠・立木義浩がこんな、っていったらセオさんに失礼だけど、ネット連載のためにわざわざ写真を撮ってくれているんだと思うよ。

立木 よくぞいってくれた、ジローちゃん。だいたいシマジを1人にすると何をしでかすかわからないから、こうしておれがいつもそばについているんだよ。

あっ、そうそう、「SHISEIDO MEN」の連載も覗いてみてくれる? ジローちゃんの息子のジュンタの店で撮影があって、先週行ってきたばかりなんだ。なあ、シマジ。

シマジ そうそう、「ブーカ・ジュンタ」を取材してきたんだよ。ジュンタは可愛いよね。以前タッチャンの撮影で自分たち親子が「週刊朝日」に載ったことをあいつはちゃんと覚えていて、巨匠にお礼を言っていたよ。