ブランソンが“自称コンサルタント”に聞いてみたい4つのこと

『現代ビジネスブレイブ リーダーシップマガジン』---リチャード・ブランソン「世界を変える経営」より
〔PHOTO〕gettyimages by ThinkStock

成功も失敗もしたことのない人がコンサルタントを名乗る時代

私は、アントレプレナーシップの学位を取り、ナイジェリアの大学を卒業しました。その勉強をしている際に、やってみたい新事業のアイデアをいくつか思いつきました。

しかし友人や同僚は、しきりに彼らのアイデアを完成するために手助けをしてくれ、とか、将来の新事業の採算性についてアドバイスをしてくれ、などと頼んできます。これらはビジネスコンサルタントの仕事だと思います。私は自分で起業をするよりもコンサルタントになったほうがいいのでしょうか?(チャールズ・アダロジュ)

――ブランソン: 若者が大学卒業後に、すぐにコンサルティング業に就くことにいつも驚いています。現実の世界で多くの経験をくぐったあとのことではないのです。

こういった飛躍は、ほとんどの職業で前代未聞です。考えてもみてください。大型旅客機を操縦するパイロットが、フライトシミュレーターのみの経験しかないと分かったら、あなたはどうしますか? 不安に思うだけでしょうか。 同じように、心臓外科医になろうとする人が、何年にもわたり、手術室で外科医の執刀を補佐しながら観察をし続けるには理由があるのです。

しかし、日々大小何千もの会社の命運が、企業の経営の成功はおろか失敗したこともない人々の手に委ねられています。さらに悪いことに、昨今は誰でもコンサルタントと名乗れます。何の資格もいらないからです。

思い切ってビジネスコンサルティングの世界に入る前に、顧客目当てで訪れるコンサルタントがいたら尋ねたいと思う、以下の4つの問題を考えてみてください。

1.事業を手がけた経験がありますか?

およそ40年間で、何百社も起業してきた経験から言えば、経営に体験学習のようなものはない、ということです。起業の初期段階では学習曲線は急上昇しますが、これはサプライーチェーンの管理やマーケティング、経理、顧客サービスに至るまで、多種多様な分野をいっぺんにマスターしなければならないからです。

私はどんな学習コースであっても、新人の起業家がこれらの重要な起業活動を、まったく失敗することなくすべてできるように教育することはできないと思います。

ですから、コンサルタントならば、非常に特殊なニーズに応えるコンサルティングといったニッチな分野の専門家ではない限り、かなり豊富な起業経験を持っていて欲しいと思います。・・・・・この続きは『現代ビジネスブレイブ リーダーシップマガジン』vol095(2014年10月7日配信)に収録しています

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