石川次郎 第2回 「若き日の横尾忠則による傑作『浅丘ルリ子裸体姿之圖』誕生秘話」

島地 勝彦 プロフィール

立木 そうだったの。一声かけてくれればよかったのに、ジローちゃんたら水臭いわね。

シマジ おや、久しぶりにタッチャンのオネエ言葉が出てきたぞ。

立木 お黙り! いまジローちゃんととってもいいことお話してるのよ。

石川 あっははは。立木さんのオネエ言葉、懐かしいわね。

シマジ あら、ジローにはオネエ言葉は似合わないわよ。

セオ そうかしら。あたしはとても似合うと思うわ。

シマジ セオまでオネエ言葉になったら興ざめだね。ノーマルに戻そうか。ところでジローは何歳で、どの雑誌の編集長になったんだ?

石川 最初に編集長になったのは39歳のとき、「ブルータス」だった。それから「ポパイ」「ターザン」「平凡パンチ」「ガリバー」と全部で5誌やったよ。シマジはどうなの。

シマジ おれは41歳で「週刊プレイボーイ」の編集長をやって、そのあとに「PLAYBOY」の編集長、そして「BART」の創刊編集長をやった。

石川 シマジは編集長になると独特の方法で雑誌を私物化するからね。

立木 その点ジローちゃんのほうが品があってスマートだよね。

石川 いつだったか「PLAYBOY」の編集長になったその号のトップ特集で、編集部の面々の似顔絵を大々的に載せたことがあったよね。もちろんシマジ本人が中心にいる。あれには驚いたよ。編集者といえば、元来黒子の存在なのにさ。あれって、社内的な反発はなかったの?

立木 あれだけ雑誌を私物化したら社内的には非難囂囂だったろう。「週刊プレイボーイ」とちがって、月刊のほうはシカゴの「PLAYBOY」からの借り物フォーマットなんだろう?

セオ シマジさんはそんなことをやってたんですか。

石川 セオさん、大宅文庫に行けばいまでもみられますよ

シマジ いやはや、若気の至りとでも申しましょうか。