[プロ野球]
西武・水口大地「守備率9割9分以上で支配下へ」

アイランドリーグ出身選手たちは今 2014年Vol.2
スポーツコミュニケーションズ

憧れの片岡(現巨人)から学んだこと

 バッティングも打率.239と決して高くはないが、昨季と比較すれば力強さが増してきた。昨季はわずか4本だった長打が今季は10本。7月3日の千葉ロッテ戦では2軍ながらNPB初本塁打も記録した。

「昨季は、ほぼ長打がないので、相手の外野手も前進していて普通のバッターならヒットの打球も捕られていました。今年は強い打球を打って飛距離が出るようになり、外野手も前に出てこないようになりましたね。その分、ヒットゾーンも広がっていると感じます」

 水口は「状況によってはホームランも狙って打てるバッターになりたい」と理想を語る。もちろん、自身がホームランバッターではないことは自覚している。とはいえ、2軍レベルで一発が打てるパンチ力がなければ、1軍では通用しない。より高みを見据えてバットも工夫し、他のバッターより短く太いものを使っている。それをグリップエンドの部分で長く持ち、ヘッドを効かせ、打球を鋭く遠くへ運ぶのだ。

 アイランドリーグ時代から憧れていた片岡治大(現巨人)とは昨季、2軍で一緒に試合に出る機会があった。4年連続の盗塁王やセカンドのベストナインに輝き、日本代表にも選ばれた実績を持つ内野手の姿は見ているだけで勉強になった。

「試合では派手なプレーをする印象がありましたが、実際には僕たちがアップを始める前からひとり体を動かして準備をしている。練習も、ものすごく基本に忠実でしたね」

 エラーをした際にも「オレなら、ここは前に出て捕るぞ」と、打球判断やポジショニング、体の向きなど、たくさんのアドバイスをもらった。
「本当は盗塁の話も聞きたかったんですけど、その前に巨人に行ってしまいました……」
 ちょっぴり残念そうな表情を浮かべた水口だが、その分、片岡と過ごした時間は大切な宝物になった。

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