私のミッション:インポッシブル

『現代ビジネスブレイブ リーダーシップマガジン』---リチャード・ブランソン「世界を変える経営」より

世界に良い変化をもたらしたいという使命感

【質問】 追求すべき事業や機会を、これだ!と決めるとき、ブランソンさんにとって情熱というものは、どんな役割を果たしましたか?(ルーク・ゴルスキ)

――ブランソン: ヴァージンが起ち上げた事業は数百にもおよびます。ですから結果的に、私の興味は非常に広範囲だったということになります。ご質問の内容は、40年にわたって、この仕事に関わってきながら、さらに新しく起業する闘志をどうやってかきたてているのか、ということでしょう。

結論から言えば、起業家の仕事に終着点はありません。日々、新規事業を支えるために挑戦しています。大きなプロジェクトを優先し、提供するサービスは市場の変化に合わせて常に改革や改善をし続けなければなりません。

今のライフスタイルが、あなたの問いに対するひとつの答えとなるかもしれません。たっぷりとエクササイズをし、友人や家族とできるだけ一緒に過ごして、自分が充電できるように心がけています。

しかし結局、私を前へとかきたてているのは使命感です。ただ私の場合、奇妙ですが、これが達成不可能な任務(ミッション:インポッシブル)なのです。

最初のころは意識していませんでしたが、社会や人間に良い変化をもたらしたいという衝動は常にありました。友人とともに最初の事業をはじめたのもこの気持ちからで、1960年代に発刊した雑誌『スチューデント』では、ベトナム戦争のような問題に対して若者の声を代弁する場所を作りたかったのです。

ヴァージンギャラクティックの宇宙船「SpaceShipTwo」---〔PHOTO〕gettyimages

こうした楽観的な精神と具体的な変化を起こそうとする積極的な姿勢は、その後、私たちの新規事業のすべてに引き継がれました。初の商業宇宙旅行会社を目指し、現在準備中のヴァージンギャラクティックにも、やはりこの志は受け継がれています。

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