櫻井秀勲 第4回 「『ツイッギーヲサガセ』とだけ書かれた謎の至急電報」

島地 勝彦 プロフィール

シマジ 櫻井さんにとってツイッギーは運命の女神ですね。その勢いを保ったまま、38歳という若さで光文社の役員になったんですか?

櫻井 わたしばかりが役員になったんではないですよ。伊賀も藤岡も若くして役員になりました。もしもわれわれがもう1年早く役員になっていれば、「少年」と「少女」という、当時かなり売れていた児童漫画誌を廃刊にするなんてことには3人で猛反対したでしょうね。あれは神吉さんと黒崎さんの大きなミスだったと、わたしはいまでも思っています。

シマジ 売れない雑誌を廃刊にする凡庸な社長は世の中にいっぱいいますけど、トップを走っている雑誌を廃刊にしたというのは、どういう理由からなんですか?

櫻井 「女性自身」をやるために才能ある編集者が他に残っていなかったことですかね。2つの正面ではなく1つの正面のほうが経営的にもコントロールがしやすいと思ったんでしょうけど、その辺はいまでも謎です。光文社にも歴史的なボタンの掛け違いがあったんです。わたしや伊賀や藤岡がもう1年早く役員になっていたら、断固反対したと思います。

セオ 櫻井先生には編集者必読の大変貴重なお話を伺いました。続いてシマジ先生からも100万部売る秘訣を手短かにお願いします。

シマジ まあ、そのー、あれだな。

立木 セオ部長、おれが代理で話していいかな。

セオ 立木先生はずっとシマジ先生と一緒に「週刊プレイボーイ」を作っていらしたんですものね。どうぞ、どうぞ。

シマジ まあ、そのー・・・。

立木 シマジが「週プレ」を100万部にした要因はだな、五月みどりを口説いて「童貞混浴セミナー」なるものを定期的にやったことだ。セオ、ここからが肝心のところだ。よく聞けよ。地方の大きな露天風呂を貸し切って、そのグラビア写真も活版写真も全部おれが撮影したんだよ。

セオ 童貞の読者も五月みどりさんも立木先生も全員ハダカになったんですか?

立木 バカ。おれがハダカになるわけはないだろう。おれはハダカにするほうだよ。