無形資産を可視化するには?

『現代ビジネスブレイブ リーダーシップマガジン』---リチャード・ブランソン「世界を変える経営」より
〔PHOTO〕gettyimages

仕事への積極的関与が企業の利益につながる

【質問】 十数年兵役を務め、その間、士気の向上や個人の成長といった目に見えない価値の重要性について多くを学びました。トレンドである企業フィットネスのチャンスをつかんで、現在、これらの無形資産の強化を支援するコンサルティング会社を起ち上げる計画をしています。

最大の課題は、顧客ベースを築くため、どのようにして無形資産をうまく可視化できるかです。こういった形のない資産を数値化する方法はあるのでしょうか?人的資本への投資が収支の底上げにつながることを、どのようにクライアントに伝えればよいでしょうか?(レミー・レグイン)

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――ブランソン: ビジネスで成功するには、あらゆる種類の無形資産への理解が必要です。特にチームの協力関係や高いモラールの維持といった、仕事をするうえでもっとも楽しい側面での理解は必須となります。ですから、従業員の可能性を最大限に引き伸ばし、企業の利益に役立てたいというあなたの目標は、非常にやりがいがあるはずです。しかし、前に進むには、いくつかの調査と選択が必要になります。

これに役立ちそうなデータが私の手元にあります。最近おこなわれたギャラップ世論調査によると、世界的に見て、仕事に積極的に関与していると感じている従業員はわずか13%でした。さらにこの調査では、従業員の積極的関与で上位4分の1を占めている企業は、下位4分の1と比べ22%も売上が多く、顧客満足度は10%高く、労働災害においては48%も低いという好結果だったのです。

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