「英語は実技科目であり、4技能の習得が重要」---「旺文社TOEFL(R)コース」を発表したベストティーチャー代表・宮地俊充氏に聞く

佐藤 慶一 プロフィール
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「受験英語からの解放を目指している」

TOEFLは4技能が問われるため、集合授業では高得点に結びつくことは難しい。もちろん、書籍で勉強することもできるが、とくにライティングとスピーキングにおいては対人(ネイティブ講師)で学習することが重要だ。

今回の「旺文社TOEFL(R)コース」では、『TOEFL(R)テストスピーキング問題110[改訂版]』『TOEFL(R)テストライティング問題100[改訂版]』の「CHAPTER 3 実戦練習」と「CHAPTER 4 Final Test」に収録された問題を取り入れた。ライティングパートでは、ユーザーが自分で答えをつくり、講師による添削を受ける。その答えをもとにTOEFL対策を進めることができるのだ。

ターゲットは「海外大学に行きたい高校生、海外大学に編入したい大学生、海外大学でMBA取得を目指す社会人」という3つを想定している。現時点では、TOEICの年間受験者は235万人であるのに対し、TOEFLは8万人ほど。宮地氏によると、この受験者数は将来的に逆転する可能性が高く、今回のコースでオンライン英会話最大手レアジョブのアクティブ有料会員数3万人を超える可能性もあるという。

また、ウェブサイトのTOEFL紹介ページでは、TOEFLの基礎知識や4技能の対策、テクニック・コツ、体験談などのコンテンツを無料で閲覧できる。今後についても聞いた。

「教育機関へのサービス導入を目指したいです。今後、義務教育や高校・大学において実践的、効果的な英語学習をおこなわれることで、英語を習得することができるようになるでしょう。大学受験での外部試験導入はまだ実現していませんが、『旺文社TOEFL(R)コース』を提供することは、将来的に価値を持つことになると考えています。IELTSや英検、GTECなど、4技能試験については、教育業界の大手企業様と組んで新しいコースを打ち出していきたいです」(宮地氏)

以前より、楽天の三木谷浩史社長や予備校教師の安河内哲也氏らが中心となり、TOEFLをはじめとする4技能試験の必要性・重要性が説かれている(2015年度から、一部の公務員試験でTOEFL導入が決定している)。宮地氏も「受験英語からの解放を目指しています」と、現行の暗記や読解中心から実践的な英語学習への転換を期待している。

同社は、7日に株式会社ジャパンタイムズとコラボした「The Japan Timesコース」を発表したばかり。良質なコンテンツをもつパートナー企業との提携や教育機関への導入を進めていくことで、日本人の英語力向上に貢献することになるだろう。

オンライン英会話ベストティーチャー「旺文社TOEFL(R)コース」紹介動画 from Best Teacher on Vimeo.