元米陸軍情報将校が明かす「中国による日本・台湾への武力侵攻の可能性」

『2020年日本から米軍はいなくなる』第3回

---日本国内の駅前交番に、日本人のお巡りさんではなく、AKMの中国版56式軍用自動小銃を持った、所属は中国人民解放軍の人民武装警察官が立つ日も来るかもしれないのですね。

怖いですね、最悪のシナリオです。米国の中国専門家たちは、中国の、もう一つの台湾併合方法を指摘しています。

---他にも獲る方法があるのですか?

はい。国連の安全保障理事会で拒否権を持つ中国とロシアの2ヵ国が今、非常に接近していて、関係が良好です。

ウクライナ国内のクリミア半島をロシアが軍事力で併合した時、中国は反対しませんでした。これは、それを認める代わりに、中国が台湾を併合した時、ロシアに反対させないためです。

クリミアは、住民投票で住民の意思として、ロシアに併合された。この方法で、台湾を獲れるかもしれません。

---そうすると、尖閣、与那国、石垣、宮古と各島々に、漢民族が大量に入ってきたら、住民投票で併合されるということですか?

可能性はあります。

内側からの攻撃が外側の攻撃より危険というのは、軍人の常識ですから。癌細胞のように、気が付いた時には、完全に手遅れになってしまいます。

---それらの手段はいわばソフトランディングの場合ですが、ハードランディングの中国による対台湾武力侵攻の可能性は、どうでしょうか?

米国の中国専門家たちの間では、3分の1の確率で軍事侵攻すると見ています。孫子の兵法の国ですから、戦わずして勝つというのが最上ですが、戦いの準備も十二分にしています。

自分が、沖縄で演習をやっていた時、中国の対台湾兵器配置図をすべて見ましたが、台湾の対岸の軍区には、いつでも発射できるように、ミサイルがすべて台湾を向いていました。

その準備の周到さは凄いの一言です。

---どんな事態の時に、武力侵攻しますか?

民進党がまた政権を取り返し、三通政策を止めて、中国人をすべて追い出した時。ただ、これはもう国の方針として始めてしまったので、途中で中止するのはかなり困難です。

または、中国が間違いなく台湾を奪取できるだけの軍事力を蓄えた時ですね。

---それはどんな軍事力の指標で推し量れるのですか?

中国が、保有する空母の隻数です。