元米陸軍情報将校が明かす「中国による日本・台湾への武力侵攻の可能性」

『2020年日本から米軍はいなくなる』第3回

「台湾は空母20隻分の価値がある」

---しかし、中国にとってはとても都合がいいと。

そういうことです。

中国は漢化政策といって、新疆ウイグル、チベットの各自治区には、大量の漢民族を送り込んでいます。

三通以降、台湾には、年間300万人の観光客と約2万人の留学生が、中国から押し寄せています。漢化政策ですね。

さらに、今、台湾の輸出の約40%は対中国になっています。台湾が中国に獲られるのは時間の問題と言えるでしょう。

かつて、マッカーサー元帥は、「台湾は空母20隻分の価値がある」と言っていました。中国が台湾を手に入れると、東シナ海、南シナ海に空母20隻を手に入れたのと同じになるという意味です。

---米軍との戦力バランスは完璧に中国に傾きますね。

そうなります。

---中国の国家主席の任期は一期5年で、最大二期、10年です。習主席は、最長2022年までやれるとすると、いつごろ、中国は台湾を手に入れるのでしょうか?

たぶん2020年が一つの節目でしょうね。在任10年として、最後の2年を残して、最後の仕上げに入る。習自身も演説で、「中国の大国としての自信を取り戻す」と言っています。

この意味を簡単に言うと、台湾を取り戻して自国のものとして、さらに、かつて中国を侵略した日本に復讐し、アジア全域を支配下に置くという国家指針の表明です。

---日本には復讐・・・。

だから、日本は台湾の次です。

かつて中国の目標は、イギリスに支配されていた香港だった。1997年、その香港は取り戻しました。次が、台湾。そして、沖縄、日本です。

『2020年日本から米軍がいなくなる』
著者= 飯柴智亮 / 聞き手・小峯隆生
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---日本だけが、復讐相手なんですね?

そうです。日本は色々と、やりましたからね。

---尖閣は単なる最初のジャブで、次は、完璧に日本を叩き潰すKOパンチが来るのですか?

習主席のままならば、そうです。

---隣国に復讐してやるっていうのは、珍しいですか?

よくあります。遠交近攻です。イギリスとフランス。フランスとドイツ。長年の恨みが募っている隣人は結構います。

日本の場合は、中国だけではなく、韓国、北朝鮮もそうですから。順番的には中国が最初に来るだけですよ。