呉智英 × 適菜収 【第4回】「『活動的なバカ』が一番危険」

『愚民文明の暴走』(講談社刊)第一章より抜粋

目次

はじめに  適菜収 1

第一章 バカは民主主義が好き 7
ポピュリズムとは何か? 8
普通選挙はもう止めよう 12
フランス革命の欺瞞 16
大江健三郎の精神構造 21
道徳の扱い方 24
在特会は市民運動 27
若さを礼賛する愚 31
橋下徹と全体主義 35
正義の暴走について 39
ネットで一番強いのはバカ 43
職人と大衆社会 49

第二章 キリスト教と宗教の本質 57
宗教の起源 58
ニーチェとキリスト教 61
キリスト教はなぜ世界を支配できたのか? 67
パウロ教と辻邦生 72
歴史を変えた殉教者 76
矢野顕子とハルマゲドン 78
今なぜ荘子思想なのか? 82

第三章 吉本隆明という「共同幻想」 89
吉本信者とスターリニズム 90
親鸞と「関係の絶対性」 96
マルクス主義と独我論 101
日本映画がくだらない理由 104
知識人の自己顕示欲 107
「ナロードの中へ」と叫ぶ奴 110
東日本大震災と絆 115
愉快犯と真性バカ 118
三島由紀夫はなぜ死んだのか? 124

第四章 B層社会の反知性主義 133
指導者と制度外的思考 134
仏教に注目した西欧人 140
ギャンブルと脳内麻薬 143
セックスと権力志向 148
革マル・天理教・中島みゆき 153
田中角栄の学歴詐称 157

第五章 「保守」とは何か? 165
民主制と共和制の違いとは 166
自称「保守」の暴走 169
本居宣長と八百万の神 173
近代国家の中の皇室 177
世俗国家と宗教国家 182

第六章 民主主義か哲人政治か 189
誰が指導者か 190
選挙免許制度のすすめ 192
デモクラシーと排除の構造 199
フェミニズムと反知性主義 203
英雄待望論の背景 206
左翼に足りないのは教養 212
官僚批判の構造とエリートの条件 215

あとがき  呉智英 222

呉智英(くれ・ともふさ)
1946年生まれ。評論家。知識人論からマンガ評論まで、幅広い分野で執筆活動を展開。主な著書に『封建主義者かく語りき』『バカにつける薬』『ホントの話』『健全なる精神』『マンガ狂につける薬 二天一流篇』『現代人の論語』『つぎはぎ仏教入門』『吉本隆明という「共同幻想」』など多数。

適菜収(てきな・おさむ)
1975年生まれ。作家・哲学者。大衆社会論から政治論まで幅広く執筆展開中。訳書に『キリスト教は邪教です! 現代語訳「アンチクリスト」』、著書に『ゲーテの警告』『ニーチェの警鐘』『いたこニーチェ』『日本をダメにしたB層の研究』『日本を救うC層の研究』『バカを治す』『箸の持ち方』など多数。

著者=呉智英/適菜収
愚民文明の暴走
(講談社、税込み1,404円)
民主主義・人権主義の偽善について警鐘ならしつづけてきた評論家・呉智英と、「B層」をキーワードに大衆社会の落とし穴を指摘し続けている気鋭の哲学者・適菜収が、現代ニッポンの「病の姿」を赤裸々にあばき、その解決法について徹底的に論じ尽くす。

amazonこちらをご覧ください。
楽天ブックスこちらをご覧ください。