セゾン投信代表・中野晴啓【第4回】「本物の投資」をしよう

『預金バカ 賢い人は銀行預金をやめている』第1章より一部抜粋

本物の投資によるメリットは、それだけではありません。

アップル社が提供された資金で新製品の開発に成功すれば、それは新しい付加価値を社会に提供することになります。その製品の恩恵に浴する消費者も大勢いるでしょうし、それによって社会の利便性も高まるはずです。

つまり、投資家が投じた資金は、社会の利便性を高めることにもつながっているのです。

これからの社会に必要なことはなんなのか。どういう事業が、これからの社会をリードしていくべきなのか。それを自分なりに考えて長期的な観点で資金を投じていく。それが「本物の投資」です。

安易に銀行の判断に委ねるのではなく、個人一人ひとりが、お金に"意思"を持たせ、配分先も自分で考える。一人でも多くの人が、貯蓄から投資に足を一歩踏み出せば、世の中のお金はより効率的な回り方をし、日本経済は「失われた20年」を着実に取り戻せるはずです。

それでも、まだ銀行にお金を預けますか?

【了】

中野晴啓(なかの・はるひろ)
1963年、東京都生まれ。セゾン投信株式会社 代表取締役社長。1987年、明治大学商学部卒業後、現在の株式会社クレディセゾン入社。セゾングループの金融子会社にて債券ポートフォリオを中心に資金 運用業務に従事した後、投資顧問事業を立ち上げ、運用責任者としてグループ資金の運用のほか外国籍投資信託をはじめとした海外契約資産等の運用アドバイス を手がける。その後、株式会社クレディセゾンインベストメント事業部長を経て、2006年セゾン投信株式会社を設立、2007年4月より現職。米バンガー ド・グループとの提携を実現させ、現在2本の長期投資型ファンドを設定、販売会社を介さず資産形成世代を中心に直接販売を行っている。また、全国各地で講 演やセミナーを行い、社会を元気にするための活動を続けている。公益財団法人 セゾン文化財団理事。NPO法人 元気な日本をつくる会理事。著書には『投資信託はこの9本から選びなさい』(ダイヤモンド社)などがある。

著者: 中野晴啓
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