櫻井秀勲 第1回 「前代未聞!? 男女100万部週刊誌元編集長による豪華対談」

島地 勝彦 プロフィール

セオ いまでは考えられないことですが、やっぱり、そのころの雑誌はある種のベンチャービジネスのようなもので、いまのベンチャー企業の経営者に若い人が多いのと同じようなことなんでしょうね。

櫻井 まさにそういうことでしょうね。講談社でも「少年マガジン」の編集長になった内田君は、当時まだ27歳だったと思います。彼はわたしより5つ年下でありながら、もう亡くなってしまいましたが。

シマジ そういえば編集者で長生きしている人は少ないですね。集英社の中興の祖といわれる若菜さんも長野さんも、70代半ばで亡くなっています。

櫻井 編集稼業は徹夜の仕事が多いから睡眠不足になるのでしょうね。その上、酒もたくさん飲むし、昔のひとはタバコも吸いまくっていた。どう考えても健康にはよくない職業です。

セオ でも櫻井さんもシマジさんも、元気にいまなお現役を謳歌しているではないですか。なにか健康の秘訣でもあるんでしょうか。ちなみに櫻井さんは毎晩何時頃お休みになるんですか?

櫻井 わたしは毎日5時頃ですかね。

セオ 5時って、明け方の5時ですか?

櫻井 はい。若いときからそうです。本を読んだり書き物をしたりして1人で過ごしています。

シマジ それで何時に起きるんですか?

櫻井 その日によってまちまちですが、10時か11時には起きますね。

セオ シマジさんはどうですか?

シマジ 通常は朝10時に起きて11時にはこの仕事場に入る。原稿を書いたり本を読んだり編集者と打ち合わせをしたりして過ごしていますが、深夜の12時半には同じフロアに住んでいる女房に毎晩必ず電話を入れてもらっているんです。「生きていますか?」とね。「ああ、まだ生きている。あと1時間ぐらいで帰る」と返事をして、母屋に帰り2時ごろに眠っていますね。