2014.07.26

「多様性を受け入れ、みんなが生きやすい教育をつくることが重要になる」---安倍昭恵氏が主宰する「UZUの学校」開校式レポート【後編】

佐藤 慶一 プロフィール

教育の問題や未来を考えたワークショップ

「教育のいま」と「教育の未来」のパネルディスカッションを聞いたあとは、参加者がグループに分かれワークショップを実施。女性の教育、いまの時代が求める教育、教育現場の改善、学校外の教育、社会人教育、多様性を重んじる教育、教育格差、グローバル教育、といった8つの視点について話し合われた。いくつか紹介する。

いまの時代が求める教育のあり方については、「生命や宗教や志教育、お金や性などタブーなものも必要。国語や算数よりもコミュニケーションや個性を知る教育をおこなった上で、グローバル化や多様性、異なる価値をもつ人との共存などを考えることが重要になる」という意見が出された。

また、教育の現場の改善を考えるグループでは、教育の質と教育者の質を上げるという2点を議論。教師が社会経験を積むことやチームをつくり現場全体でサポートすること、採用側が現場のニーズに適応した人材を獲得することの重要性が述べられた。しかしながら、教師自身が「これまでの教育」で育ったため、新しい価値観や教育を伝えることが難しい、という課題も指摘された。

パネルディスカッションとワークショップが終わり、安倍氏の挨拶でUZUの学校開校式は締めくくられた。

「全国各地からお集まりいただき、学校の開校式を盛り上げてくれてありがとうございました。みなさん、初対面なのに、堂々と意見を述べられていたのが印象的で、日本の女性の素晴らしさを改めて感じました。学校をはじめる直前まで悩みましたが、やってよかったなと思います。

これからの社会や教育を考える上でキーワードになるのは、『多様性』です。女性の柔軟性や受け入れる力、そして母性を大事に、打ち負かすための教育ではなく、みんなが生きやすい教育をつくっていかなければいけないと思います。みなさんと一緒に手作りの学校をつくりたい。今日だけで終わらせずに、次の一歩踏み出していただけたらと思います」

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