伝統芸能、地引網、海鮮バーベキュー、フラダンス、ゴミ拾い・・・巨大防潮堤計画を見直した気仙沼大島で楽しみながら海を考える一日

佐藤 慶一 プロフィール
LIGHT UP NIPPONの寄付活動や、ペイントアートなどもおこなわれた

安倍昭恵・首相夫人もフラダンスを披露 

海鮮バーベキューで振る舞われたのは、ホタテやウニなどの海鮮類をはじめ、パエリアや焼肉など。参加者が料理に舌鼓を打つなか、ポケット灰皿の配布やイベントの最後に実施した吸い殻ブリゲードの紹介、LIGHT UP NIPPONの寄付活動やペイントアートなどもおこなわれた。

安倍昭恵・首相夫人(中央)もフラダンスを踊り、鎮魂の祈りを捧げた

バーベキューがひと段落したあとは、鎮魂の願いをこめたフラダンスを踊った。最初に安倍昭恵さんが『雨ニモマケズ(宮沢賢治)』を朗読したあと、『いのちの理由(さだまさし)』、『ブルーハワイ(エルヴィス・プレスリーのカバーで有名)』などの曲に合わせて、昭恵さんをふくめたフラダンスチームが踊りを披露した。

サンタフェ ナチュラルタバコ ジャパン株式会社の協力のもと、吸い殻ブリゲード活動がおこなわれた

海鮮に舌鼓を打ったあとは、「吸い殻ブリゲード」を実施

イベントの最後には参加者たちによる、タバコの吸い殻を回収する「吸い殻ブリゲード」と、教育をとおして地球環境保全を訴える一般社団法人セイラーズフォーザシーが協賛する海岸清掃を実施。

吸い殻ブリゲードは、2012年5月にカナダでスタートし、2014年3月までに世界中で117万人以上が回収に参加し、2655万本の吸い殻を集めている。日本でもサンタフェ ナチュラルタバコ ジャパン株式会社とテラサイクルが協力し、日本初の吸い殻のリサイクル活動として始まっている。

このプログラムでは、タバコの吸殻を回収・リサイクルし、葉巻とタバコの葉は肥料に、フィルターはプラスチック製品に再生する。海を存分にたのしんだ参加者それぞれが、会場や海岸の吸い殻そうじに励み、今回の会は終了した。

この気仙沼大島では巨大防潮堤の計画が全島民一致による反対によって見直しとなった。震災から3年以上が経過し、被災地では巨大防潮堤の建設など依然としてさまざまな問題が残っているが、関心を持っている人が集まるだけでは進まないこともある。問題や現状を知ってもらうためには、今回の交流会のように「たのしむこと」も重要だと実感した。

吸い殻回収、海岸清掃には参加者が多数参加。海岸清掃に協力した学生には安倍昭恵さんの手から表彰状が配られた
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