桑田真澄さん推薦!ゴキゲンな監督が率いる弱小チームがついに甲子園に?――野球を通じて少年の成長を描いた青春小説の最終章。『どなんまか(3)』 文庫版で登場

体罰で、好きだった野球を嫌いになってしまうことほど、悲しいことはありません。もし、体罰をしている指導者、先輩がこの本を読んだなら、今すぐにやめてください。体罰をする人がスポーツに関わる資格はありません。

その点、大代台高校は、理想的な指導体制だと言えるのではないでしょうか。

ゴキゲン監督が掲げる「大代台高校野球部・高校野球大局」には、

「高校野球は楽しいものなのだから、プレーヤーは楽しまなくてはいけない。どれだけ真剣に楽しんだか。それで勝負が決まる」

という項があります。先輩も含めて、体罰もなければ、強制的な練習もない。真剣に楽しむからこそ、結果もついてくるというのは、高校野球の理想像ではないでしょうか。

みなさんが大好きな野球に楽しく取り組んで、合理的、効率的な指導を受けて、心身ともに立派な野球人に成長していくことを願ってやみません。

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『どまんなか(1)』松井秀樹さんの「推薦のことば」はこちら

『どまんなか(3)』
著者:須藤靖貴
講談社文庫 / 定価700円(税別)
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「野球を愛し、楽しむ心、いちばん大切なことがこの小説には書かれています」---桑田真澄

人間はそもその孤独なのだ
「だから集まって練習したがる。無駄な練習メニューが多いのはそのせいだろう。(中略)だが、孤独ということから目を背けてはいけない。それぞれが孤独に耐え、どれだけ精進できるか。それでチームの強さが決まる」――本文より。


 公立の弱小チームに、甲子園出場の夢が見えてきた!その道のりで監督の退任、盟友のベンチ漏れとつらい出来事が続くが、主人公レブンは涙を振りきってどまんなかに投げ込む。それが本当の恩返しだ!野球を通じて心身ともに成長する少年たちを描いた、傑作青春小説の最終章。

『どまんなか(2)』(税抜価格:690円)はこちら

■著者紹介
須藤靖貴(すどう・やすたか)
1964年東京都生まれ。駒澤大学文学部卒業。製薬会社の営業マン、スポーツ誌の編集者などを経て、1999年に『俺はどしゃぶり』(光文社文庫)で第5回小説新潮長篇小説新人賞を受賞しデビュー。著書に『フルスウィング』『押し出せ青春』『セコンドアウト』『リボンステークス』『スクールセイバー』(以上、小学館文庫)『セキタン!』(講談社)『抱きしめたい』『池波正太郎を歩く』(ともに講談社文庫)、『力士ふたたび』『デッドヒート I~IV』(以上、ハルキ文庫)、『大関の消えた夏』(PHP研究所)などがある。最新刊は『3年7組食物調理科』(講談社)。